当院で行う日帰り手術

日帰り手術イメージ

当院では、腫瘍の切除やほくろの除去、巻き爪の処置など日帰りでの手術を実施しています。

腫瘍の切除

基本的には局所麻酔をした上腫瘍を取り切れる範囲で皮膚を舟形に切除し、縫合します。全ての手術において極力最小で目立たない傷になるよう心がけています。部位、切除範囲の大きさによっては切除するだけでなく、皮弁形成(周囲の皮膚を弁状にして動かし、創を閉じること)を行います。初期、低悪性度の皮膚がんであれば日帰り手術で対応可能です。通常術後1週間後に抜糸、2週間後に創部のチェックと病理検査結果説明を行います。

ほくろの切除

病変が浅い場合は、炭酸ガスレーザーを使用して切除する場合があります(自費診療)。病変が深い場合は、くり抜きによる摘出をお勧めしています(保険診療)。いずれの方法も局所麻酔が必要です。病変に合わせて最適な方法を提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

炭酸ガスレーザー切除(自費診療)

項目 金額
直径3mmまで 2,200円/1個
3~5mm 3,300円/1個
5mm以上 4,400円/1個

くり抜きによる切除(保険診療)

ほくろのうち色調が濃いもの、隆起しているものはくりぬきによる保険診療の対象になります。同部位であれば、切除した病変の長径の合計により費用が決まります(最大4個まで)。

※部位ごとの病変の長径の合計で費用が決まります。
※ほくろのうち、もりあがったもの、黒色調が強いものが保険治療の対象になります。
項目 金額
2cm未満 4,980円
2cm以上 11,010円
病理組織検査 3,070円

ほくろ切除における注意事項

  • 術後2週間以上のテープ保護をお願いしています
  • ぎりぎりで切除しますので、再発することがあります。特に中高生などの若年者は再発が多くなります。
  • 肌質・病変の大きさによりにきび跡のような陥凹や軽度のふくらみが残ることがあります
  • 切除後は半年程度赤みが続きますが、最終的には肌色に近い状態となります。

巻き爪(陥入爪)手術

部分抜爪

爪が食い込んで痛みや赤い肉芽が出ている場合や重度湾曲の場合は、局所麻酔の上部分的になるべく変形をきたさない程度に食い込んだ爪を除去します。症状によっては薬品を使用してその部分を生えないようにする場合があります(フェノール法)

湾曲した爪の矯正

爪が湾曲・変形した場合は専用器具を用いた矯正治療を行います。リネイルゲルという爪軟化剤を併用するとより矯正効果が高くなります。

項目 金額
巻き爪矯正(ワイヤー、クリップ、巻き爪マイスター使用) 6,000円
リネイルゲル(爪軟化剤)併用 +5,000円